永久保存版|クルーズ客船3つのクラス
September 6, 2020

世界中には300以上ものクルーズ客船が存在しています。

クルーズ旅行はなかなか敷居が高いと思ってる方もいらっしゃると思いますが、No No Noです。

それは昔のお・は・な・し。未だに”豪華クルーズ客船”だと思っていませんか?

そりゃね本当に豪華なクルーズ客船もあれば、もうちょっとメンテナンスしたらいいのに、、、という古いクルーズ客船まで色々ありますが、言いたいことは、今や、クルーズ客船は誰でも手頃な価格で乗船できる!ということです。

さてさて、話は戻して、、、しかしながら、クルーズ会社はたくさんあるし、船の数は300を超える、、、そうなると何を基準に決めればよいか分からないですよね?

今回は世界的に有名な主要クルーズ会社15社を、クラス別にご紹介します。

クルーズ客船の紹介をする前に、重要な情報から。

クルーズ客船は、上から、ラグジュアリー、プレミアム、カジュアルとクラスが分かれています。

ここでの”クラス”は、クルーズ客船自体や、クルーズ会社の大きさではなく、シンプルに、高級か、リーズナブルかという値段の違いです。
ルイヴィトンの常連と、H&Mの常連では、客層が違いますよね?例外ありますが、基本そういうことです。

ここで、クルーズ客船のクラスを大まかに知って、クルーズ客船に乗船する際のお役に立てればと思います。

シーボーン Seabourn


サイズ:小
クラス:ラグジュアリー
スタイル:カップル、贅沢、学習



※オールインクルーシブのため、アルコール類を含めた飲み物代やチップなどが全てクルーズ料金に含まれています。高級なクルーズ会社では、このスタンスを取る会社が多いです。
メインダイニングには印象的なレストランが2つがあり、多くのコースで小皿料理を楽しめます。新鮮なフルーツのスムージーやシャーベットは、さわやかで健康的です。
リタイヤした裕福な年配層が多く、優雅なに非日常を味わえるものの、若い方には船上のアクティビティなど物足りない印象も。


クリスタルクルーズ Crystal Cruise


サイズ:ミディアム
クラス:ラグジュアリー
スタイル:カップル、豪華、学習、家族

Wifi無料

最近の船には珍しい、ジョギングや散歩が出来る”プロムナードデッキ”があります。
コンピューター、ニードルポイント、ヨガ、ボールダンスなどの無料のクラスが充実しています。また、著名人などを招待して講義を行うことが多く、学ぶチャンスが多くあります。
ボールダンスが趣味のお客様が多く、男性のダンスアンバサダーが常に乗船しており、お1人の女性のお客様がダンスを目的でたくさん乗船されています。
有名なNobuレストランでの寿司も人気です。
夏休みや冬休みの時期には、期間限定でお子様をみてくれるスタッフが何人が乗船するので、お子様連れも安心ですが、基本的には乗船していないので、その時期に乗船すると、お子様はかなり退屈してしまうでしょう。客層はご年配が多いです。
アジアンホステスという、日本人が常に乗船しており、日本語版の船内新聞やメニューを毎日翻訳してくれるので、英語が苦手な方も安心して乗船出来ます。

レジェンドセブンシーズ Regent Seven Seas


サイズ:小
クラス:ラグジュアリー
スタイル:カップル、贅沢、学習

Wifi無料

こちらもオールインクルーシブですが、なんとツアーまで込みです。そして嬉しいことに、無料ランドリーサービスも付いてきます。お部屋の中にもバーがセットされていますので、飲みすぎ注意しましょう。
全室スイートのため、どの客室も広く、船全体が高級感にあふれています。
夏休みや冬休みなど、長期休暇の季節には家族連れが多くなりますが、基本的には子供用に特化して造られていないので、小さな船に100人以上の子供がワイワイしているのはちょっと残念な気もします。


シルバーシー Silversea


サイズ:小
クラス:ラグジュアリー
スタイル:カップル、贅沢、学習
Wifi無料

路線の長いクルーズを提供しており、ガラパゴスクルーズなど珍しいクルーズも運航しています。ウォークインクローゼット、独立したシャワーと浴槽を備えた大理石張りのバスルーム、枕元にはベルギーのチョコレートのプレゼント、プラテシリネン使用、これらすべて料金に含まれています。
年配層が多いクルーズで、若い方は少し退屈に感じるかもしれません。また、クルーズを楽しまれる方の中には、他のお客様と知り合いになったりして交友を広めたい!という方も多いのですが、シルバーシーの場合はそういったアクティビティも少なく、家族だけ、カップルだけで楽しみたいのなら悪くありませんが、少し閉鎖的な雰囲気があるかもしれません。

キュナード Cunard


サイズ:大
クラス:ラグジュアリー/プレミアム
スタイル:カップル、学習、家族



講義も素晴らしく、海上最大の図書館を装備、印象的なアートや記念品のコレクションなど、学習の機会が多い船です。本格的なアフタヌーンティーや、 2階建てのメインダイニングルームは、海で最もエレガントなグランドレストランです。
船が大きいので、人込みを避けたければいくらでも行くところがあるのも良いところのうちのひとつです。家族で乗船されるお客様も多いですが、プールデッキでお子様が騒ぐということはあまり見受けられないようです。
「ナイトクラブが遅くまで賑わっていて楽しかった」、や「午後10時以降は静まりきっていた」というレビューも見かけますので、乗船時期や航路で違うようです。
ボールルームダンスも楽しめますし、フォーマルナイトもあるので、ドレスアップを楽しめます。

ホーランドアメリカ Holland America Line


サイズ:ミディアム
クラス:プレミアム
スタイル:カップル、家族、学習


追加料金で、船内映画館での上映、料理教室、インターネットカフェ/オンボードライブラリが使えます。また、夕食前にバーで無料のカナッペが提供されます。プールサイドのランチビュッフェ(ムール貝とカニの脚)は最高の贅沢!
この’クルーズのお客様の層は高く、夜10時以降はひっそりとします。お子様用のアクティビティも少ないです。


ディズニークルーズ Disney Cruise


サイズ:大
クラス:プレミアム
スタイル:家族


言わずもがな、子供用施設はずば抜けています。親子連れでをターゲットとしているので、お部屋も広めにデザインされています。ショーも文句なし。ラインのプライベートアイルであるCastaway Cayに電話をかけるのは、その日のリゾートを訪れるようなものです。
ディズニードリームとディズニーファンタジーには、高級フレンチレストラン、レミーがあります。
カジノがありません。人気のクルーズは、プールデッキに子供たちが群がり、かなり窮屈なかんじになることもありますが、お子様用のアクティビティがしっかりしているので、多くの場合はディズニーラインだから子供がうじゃうじゃ、、、ということではないようです。

セレブリティクルーズ Celebrity Cruise



サイズ:大
クラス:プレミアム
スタイル:カップル、家族、学習


最先端のサービスには、iPadデバイス、アップルストアを使用したアートツアー、ピクニック用の屋外の芝生が魅力的です。スパも大きく、デザインも優れています。嬉しいことにビュッフェエリアのドリンクバーは終日オープンしており、いつでもソフトドリンクが楽しめます。オールインクルーシブのラグジュアリークラスの船以外は、基本的にドリンクは有料なので、これは嬉しいサービスです。
デメリット:スパのタラソテラピープールやスチームルーム、ローンクラブカバナなど、追加料金のあるサービスが多いです。

プリンセス Princess


サイズ:大
コスト:プレミアム
スタイル:カップル、家族


屋外スペースには、ジョギングに最適なプロムナードデッキや大人専用の日光浴エリアがあります。ビュッフェの質も良く、ゼロから作られた本格ピザが、プールサイドなどで提供されます。
エデンレストランは有料になりますが、ライブパフォーマンスが人気で、プラス料金を支払ってでも1度は体験したいレストランです。
段付きのユニークなバルコニーデザインの部屋がありますが、その部屋からは下の部屋を覗くことができてしまいますので要注意。

ロイヤルカリビアン Royal Caribbean


サイズ:大
クラス:カジュアル
スタイル:カップル、パーティー、家族


クライミングウォール、アイススケートリンク、ジップラインなどアクティビティに力を入れた船です。新しいクアンタムオブザシーでは、スカイダイビングとバンパーカーのほか、赤ちゃん向けの保育園が設置されました。ブロードウェイの作品には、「シカゴ」、「サタデーナイトフィーバー」、「ヘアスプレー」などがあり、ショーも豪華です。
クルーズ客船自体が一つの大きなエンターテイメントになっているので、アクティブにクルーズを楽しみたい方にお勧めです。
ただ、どのクルーズ会社にも言えることですが、古い船のお部屋は狭く、どこに行っても人で溢れています。

MSC Cruise


サイズ:中、大
クラス:カジュアル
スタイル:カップル、パーティー、家族


ヨーロッパが拠点の船会社です。11歳未満の子供は無料です。地元産の食材や生産された食品を試すことができるスローフード精神を備えたイタリア料理店が売りです。
乗客が国際色豊かで、非日常を味わえますが、同時に人々が異なる言語を話すため、意思疎通にストレスを感じるかもしれません。

ノルウェージャン Norwegian


サイズ:大
クラス:カジュアル
スタイル:カップル、パーティー、家族


即興コメディや家族向けのブルーマングループショーがアクティビティにあります。ドラやスポンジボブなどのキャラクターが小さな子供たちを喜ばせてくれます。ほとんどの船は10以上のレストランがあります。
他の船と比べると、部屋が狭めに感じるかもしれません。


カーニバルクルーズ Carnival Cruise

サイズ:大
クラス:カジュアル
スタイル:パーティー、カップル、家族

ナイトライフが朝まで続く、いわゆるパーティーシップです。一部の大きな船では、24時間オープンの本格ピザが食べれて、ハンバーガーも美味しいです。アメリカ人が好む食事ですね。
10~20代が、パーティーしたい~!とにかく騒ぎたい!という気持ちで行くなら最高の船ですが、船内の装飾からして派手な船です。家族連れも多く、家族にもおススメですが、のんびり優雅なクルーズをしたいカップルや年配の方には、うるさすぎるかもしれません。


コスタ Costa

サイズ:中、大
クラス:カジュアル
スタイル:カップル、パーティー、家族


国際色豊かな乗客の組み合わせで、クルーズ旅に味が出ます。食事は本格的なイタリアンを楽しめ、アクティビティにも力を入れている活気的な船です。
国際色豊かということで、複数の言語でのアナウンスがあるため、それが長くうるさく感じる人もいるでしょう。

まとめ

クルーズ客船は船事にカラーがあって(家族向、富裕層、年配者層向けなど)正直好みで大きく口コミなど分かれると思います。

個人的に10代~30代の、若年層で、船のアクティビティを楽しみたい!という方は、カーニバル、コスタ、ロイヤルカリビアン、MSCなどがおススメです。ナイトクラブもあり、パーティーが船のどこかで朝まで開催してるので飽きないですよ!

ラグジュアリークラスのクルーズ船は、ターゲットが富裕層+ご年配なため、料金が高いです。また、日程も長期のものが多いので、気軽に乗船というわけにはいかないでしょう。クルーズ客船でのんびり、そしてドレスアップをして非日常を味わいたい方におススメです。
お子様がいたり、船のアクティブを色々楽しみたい!という方には物足りなく感じるでしょう。

プレミアムクラスは中間のラインですが、こちらも船や運航時期によってはお子様向けのアクティビティが少なめですが、夏休みは冬休みはお子様用にアクティビティを行ってるケースもあるので、各クルーズ会社に問い合わせてみましょう。

通年を通して、カジュアルクラスの船は、赤ちゃんから10代のお子様まで、年齢別に子供のアクティビティや、保育所のようなところもある場合が多いので、家族連れにはカジュアル船が断然おススメです。

また、今回はクルーズ会社で大きくクラスを分けましたが、カジュアル船=粗悪、ということではありません。
とくにカジュアル船が出している新造船は、その大きさはもちろん、テクノロジーもすごいですし、ショーが充実していたり、食事やサービスにもこだわっているので、新しい船は、その分少し割高になりますが、クルーズ会社のレベルに関係なく、かなり楽しめると思いますよ。

ちなみに、初心者が乗船しやすいのは、プリンセスクルーズです。プリンセスクルーズは特に数年前から日本クルーズに力を入れており、日本発着のクルーズも多く、日本人スタッフもいるので安心して乗船出来ます。

プリンセスクルーズでなくても、日本発着のクルーズには、当然日本人の乗客が多く、そうすると日本人クルーも多く乗船しているので、言葉に自信が無い方は、是非日本発着のクルーズから始めてみてください。

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Eri Kimura

2011年よりクルーズ客船で勤務、現在まで海外クルーズ客船を3社経験。

休暇は海外で生活することが多いため、1年のうち10カ月ほどを海外で過ごす。

現在、ノマドライフを確立すべく奮闘中!

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