10月のクルーズニュースを、サクッとご紹介します。
目次
ロイヤルカリビアンが新しいデバイスを発表
10月15日、ロイヤルカリビアンは「Tracelet」と呼ばれる新しいデバイスの商標出願を、米国特許商標庁に提出しました。

これは既にMSCやプリンセスクルーズが、ほぼ同じテクノロジーを同じ目的にて使用しています/する予定です。
MSCクルーズでは、既存の「MSC for Me」ブレスレットを、同じ目的で既に使用しています。
元々このリストバンドは、船内での支払いや、お部屋のドアを開けるためなどに利用されてきましたが、現在では、コロナが発生した場合に、感染者がどこにいたのかや、誰といたのかを迅速に特定し、感染を広めないためのツールとしても使用されています。
プリンセスクルーズでは、メダリオンが使用されており、これもMSC同様に、コロナ感染拡大を防ぐために、追跡機能を追加しました。
この追跡機能が追加されたことによって賛否両論あるようですが、クルーズ客船内って、もう行けるところ限られてますからね。 別に追跡されたところで、何が問題なのか私には謎ですし、そんな1人1をチェックするほど暇な人はいないと思いますから、万が一感染が確認された場合に、追跡できるシステムは素晴らしいと思います。
みなさんはこれについてどう思いますか?
クルーズ客船に取り入れられた新しいテクノロジーやルールは他にもたくさんありますので、後日また別の記事にまとめたいと思います。
アメリカのクルーズ会社の再開予定
さて、一部地域では既にクルーズが再開してしばらく経っていますが、アメリカのクルーズ客船は、未だにクルーズを再開できておりません。
理由は、アメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が、クルーズの再開を了解していないからです。
これを “no sail order” と呼んでいます。 実はこの “no sail order”は、2020年9月30日に期限を迎えたんですが、同日に、CDCはそれを1カ月延長しました。
初めての状況に対して、かなり慎重になっているのでしょうが、他の国々ではコロナ対策のプロトコルを守り、安全なクルーズが再開されており、現に大きなクラスターなどは発生していないので、なぜここまでクルーズの再開にネガティブなのか、、、
だって、飛行機は自由に乗れるんですよ?
もし”no sail order”が解除されれば、12月からカリブ海ではクルーズが始まるでしょうね。
Jones act (ジョーンズ法)
さて、嬉しいことに、日本でも11月から、“飛鳥Ⅱ” と “にっぽん丸” の国内のクルーズが再開します。
国内のクルーズだったら、アメリカもすぐ再開できるのでは?と思ってしまいますが、実はアメリカでは国内クルーズを出来ない理由があるんですね。
それがジョンズアクト(ジョーンズ法)です。
すごく簡単に言うと、アメリカのクルーズ客船は、アメリカ内のみを回ることはできません。
発着地のどちらかが、国外であるか、もしくは発着地がアメリカだった場合は、航路に国外の寄港地を含まなければいけないのです。
たとえば、シアトル発着のアラスカクルーズの場合、カナダのビクトリアなどの港を停泊地に含みます。
ロサンゼルス発着のハワイクルーズでは、メキシコのエンセナダなど停泊することが多いです。
これを破った場合は、1人$762の罰金を支払わなければなりません。数年前までは1人$300だったのに、値上がりしましたね、恐ろしい。
カーニバルクルーズの新造船
嬉しいニュースとしては、カーニバルの新造船、Mardi Gras(カーニバル・マルディ・グラ)が、フィンランドにて海上試運転を無事完了しました。

カーニバル・マルディ・グラは、1972年の同グループの初の船と同じ名前なんです。
予定では来年2021年の2月に、フロリダからのクルーズでデビューする予定です。
P&O IONA
また、先日ドイツにて、イギリスのクルーズ客船会社 P&O の新造船 IONA の引き渡しの式典が執り行われました。
液化天然ガス(LNG)を動力源とする最初のイギリスのクルーズ船となります。環境に優しい船です。
IONA には明るいガラス屋根のスカイドームがあり、また、なんと船上にジンの蒸留所があります。
この IONA は来年2021年春にデビュー予定です。
そしてMSCは、Grandiosa(グランディオサ)に続き、2隻目の船 Magnifica(マ二フィカ)を、10月19日に再開しました。
イタリア、マルタ、ギリシャに停泊する10日間のクルーズで、MSCは今年中に計6隻を再開させる予定です。
MSCは、順調に地中海クルーズを成功させています。
感染を防ぐために乗船前のテストなどをし、実は現在までに、100人以上のゲストの乗船を拒否していますが、これらのゲストは100%クルーズ代金は返金されます。
コロナの感染を100%を防ぐのは難しいと思いますし、気を付けていても感染してしまうことはあると思うので、こういった措置を取ってくれると、少し安心して予約出来ますね。
AIDABlu(アイーダ・ブルー)も先日イタリア発のクルーズを始めました。
他のビデオでもお伝えしてますが、ほとんどの再会したクルーズ客船は、どこの港にも立ち寄らないクルーズのみのクルーズか、寄港地がある場合は、その港に下船するときのルールとして、船のツアーに参加しなければならないです。
MSCの最初のクルーズで、家族がツアー中に単独行動をして、船の乗船を拒否されたというニュースがありましたが、今回も同じことが起こりました。乗客がツアー中に単独行動を取ったそうです。もちろん再乗船は出来ませんでした。
おそらく船内でも、万が一ツアー中に単独行動をした場合は、船に再乗船できないと案内してるはずですが、、、
不思議でなりませんね。まぁ、ルールはルールですから、知らなかったでは済まされませんね、むしろ知らなかったわけはないですからね。
コスタクルーズ、3隻目のクルーズ再開
そして、カーニバル傘下のコスタクルーズも、Costa Deliziosa(デリチョーザ)、Diadema(ディアデマ)に続いて、 3隻目の船 Smeralda(スメラルダ) を稼働させました。
ヨーロッパのクルーズは順調に再開が進んでるように感じます。
ちなみに、ヨーロッパで人気のリバークルーズも再開しているところもありますよ。
SeaDream 1(シードリーム)
また、先日 SeaDream 1(シードリーム)※ヨット型の高級クルーズ船 が、オスロからカリブ海のブリッジタウンまで片道21日間のクルーズを始めました。

旅程は2020年10月15日~2020年11月5日です。
しかも、ゲスト34名のみ、この船の定員は100名弱ですから、かなり余裕をもっているので、ソーシャルディスタンスも間問題ないですね。
というわけで、マスク着用不要です。
WHAT!? と言いたくなりますが、人数も極限に少ないですし、テストも受けてるし、航海日ばかりだし、対策万全だしってのが理由なんでしょうが、そもそもPCRテストって100%じゃないし、、、とも思いますが、まぁいいのでしょう!
いいなぁそんなクルーズ、、、。
というか、これが普通なのに、マスクが当たり前になった世の中、それを当たり前と思うわたしたち。なんだかなぁと思ってしまいます。
ちなみに乗船の72時間前以内にPCRテストを受け、港でもう一度テストを受けて、陰性の場合、乗船が許可されます。
そして船上では、毎日コンシェルジュのデスクの横にある機械で、体温測定を義務付けられています。
ユニクロの入口にあるような機械ですね。
というわけで、10月のクルーズ業界は、新たにクルーズを始めたところも多く、そして現在までに大きなクラスターなども発生せず、順調にクルーズを再開できていると言って良いのではないでしょうか? とにかく10月31日の CDC が”no sail order” を解除し、アメリカでも12月からクルーズが再開できることを願います。