クルーズ客船でやってはいけない10のこと!
February 22, 2021

クルーズ客船、1回乗船してからハマってしまったんだよね~、なんて話はよく聞きます。

わたしたちを魅了してやまないクルーズ客船!思ったより気軽に乗船できるので、是非、乗船されたことが無い方に挑戦してほしいと思います。

そんなわけで今回は、特にクルーズ旅行に慣れてない方が“うっかり”やってしまいがちなことを10コ挙げてみました。

クルーズ客船、リラックスできるし本当におススメですが、意外とルールもたくさんあるので、知っておきましょう!

動画で見る/音声で聞く場合はコチラから ↓

1.食べすぎ、飲みすぎ

船で1番やってしまいがちです。誰もが通る道といっても過言ではありません。

船は食べ物で常に溢れています。右を向いても左を向いても、上を見ても下を見ても食べ物だらけ。

しかもそのほとんどが無料なんだから驚き!

そうです、基本的に船上の食事代は、クルーズ料金に含まれているんです。

ビュッフェでは好きなものを好きなだけ食べ放題、レストランだってメインコース2つ頼んだって文句言われません(残さないで食べてね♪)。

小腹が空いたら24時間のルームサービス、ティータイムには美味しそうな食べやすい一口スイーツがたくさん!

それにプラスして、「せっかくのバケーション!楽しまなくっちゃ!」なんて自分を甘やかしてると簡単に太ります。

さらに、ラグジュアリー船の場合はお酒もクルーズ料金に含まれているし、お酒がお好きな方は、ドリンクパッケージを購入すれば、何杯飲んでも一律料金!

つい元を取ろうなんて思って羽目を外して飲みすぎてしまうなんてことも、、、。

飲みすぎも注意ですよ。前日に飲みすぎてはツアーに遅れたり、二日酔いで観光地も楽しめなくなってしまったり、、、。

なによりトラブルの元になりかねません。
大きなトラブルを起こすと、強制的に船から降ろされる場合もあるので、ほどほどにしましょうね。

ちなみに、クルーはアルコールは死活問題で、抜き打ちのアルコールチェックで基準値以上が出た場合は、速攻クビです。キャ!

2.予定を詰め込みすぎる

これもうっかりやってしまいがちです。

海外旅行に行ったときなど、皆さん経験があるのではないでしょうか?

分刻みのスケジュール、、、全部博物館に行くんだもん!と甘い計算をしてると、後半は疲れてどうでもよくなってきたりw

みなさん!クルーズ客船も一緒ですよ!

航海日でも停泊日でも、「折角だから」と、船上のアクティビティに次から次へと参加したり、寄港日に午前と午後で1日に2つのツアーを申し込む強者をたまに見かけますが、死ぬほど疲れるので本当にやめましょう。

行きたいところ、やりたいことがたくさんあるのは良いことですが、休暇だからこそ、リラックスして何もしない時間も楽しんでみましょう。

3.船の時間に注意しよう

船には ”Ship Time” というものが存在します。船上の時間ですね。

船旅は、朝起きたら違う国にいる!というのが醍醐味ですが、この時、到着した港の時間と船の時間が違う場合があります。

この場合、寄港地への到着時間や出港時間は、現地の時間ではなく、船の時間に合わせます。

もしくは、到着予定の港の現地時間と船の時間が同じになるように、船内で”Time change” (時間変更)が行われる場合があります。こちらの方がよくあるパターンです。

たまに時間の変更を知らず(船内新聞やクルーズディレクターが各ショー、イベントでアナウンスしてるのにもかかわらず)、時間変更があった翌日のツアーの集合時間に1時間遅れてしまい(本人は時間通りのつもり)ツアーに参加できなかった!なんてことも度々あります。

あとは、スマートフォンの時間の設定を“オート”に設定していたために、海上で勝手に時間が変わってしまうこともよくあります。

☆これを避けるために、船に乗船したらまず、日付や時間をオートではなく、マニュアルに設定しておきましょう。

スマホはオートにしておく人が多いかと思います。現在地から自動的に現地の時間に合わせてくれるので、飛行機で旅行するには頼もしい存在ですが、船では船の時間が存在するので、普段オートに設定している人はマニュアルに変更しておきましょうね!

4.避難訓練に参加しない

飛行機が離陸前に、緊急時の対応を説明するのと同じく(ライフジャケットの着用方法や、緊急出口の場所など)、船でも出向前に、避難訓練の参加が義務付けられています。

長旅で疲れているし、せっかく船に乗船したんだからゆっくりしたーい!という気持ちは分かりますが、万が一のことがあった場合、あなたを守るのは情報です。

また、この避難訓練の時間はあらかじめ決まっているにも関わらず、バーで注文して飲みきれなかったカクテルを避難訓練に持ってきてしまう人もいます。

大人数が移動するようなときに、片手にドリンクを持った人がいては他人の迷惑にもなりますので、みなさんは是非しないでくださいね!

パンデミック後には、ライフジャケットの着用方法などはお部屋のテレビやスマホでチェックして、その後、指定されたライフボート乗り場に行き、”わたしはここに来ましたよ”という証明のスキャンをお部屋のカードなどでする、というように、多くの船では従来の避難訓練よりも楽なものになる予定ですよ。

5.発火性のあるもの、凶器の持ち込み

キャンドルや花火など、火を使うものの持ち込みはNGです。

船で1番怖いのは、嵐ではありません。火災です。

なので、発火性のあるものは基本的に持ち込めません。例えば、お洋服に使うアイロンや湯沸かし器(ポット)なども回収されてしまいます。

プラグが何個もさせるような延長コードも没収されるときもあります。

また、危険物として、ナイフや、ヌンチャク、ブーメランなども持ち込めません。

万が一こういった持ち込み禁止のものを持ち込み・または港でお土産として購入した場合は、セキュリティスタッフによって保管され、下船時に返却という形になります。没収されるわけではありませんので安心してくださいね。

6.アルコールの持ち込み

ビールなどのアルコールは基本的に持ち込めません。

ただ、ワインなどの持ち込みは可能な場合が多いですが、制限がありますので、乗船前にHPや予約確認書類などでチェックしておきましょう。

これもクルーズ会社によってルールが異なりますが、ワインをレストランに持ち込む際は、“Corkage fee”(持ち込み料)が掛かる場合が多いので、こちらもあらかじめ確認しておきましょうね。

7. 荷物が多くなりがち

初めてのクルーズでやりがちですね、あれもこれも持って行ってしまう。

とりあえず無いよりはあった方が安心!などと選別してパッキングをしてると、荷物の量がすごいことになりますw。

クルーズ客船には、有料が多いですがランドリーもありますし、お土産の分なども考えて、余分を残してパッキングしましょう。

ちょっと通りすがったお店で、お手頃で素敵なドレスを見付けた!手掘りの素晴らしい容器を見付けた!とか予定になかった買物は旅には付き物ですよね、うふふ。

8.乗船日の手荷物は重要!

乗船日は、港のターミナルにて大きい荷物を預け、手荷物だけを自分で持って搭乗します。

船内に持ち込むものは、全てX線でスキャンされます。キャリーオンサイズの手荷物はギャングウエイ(船の入口)でスキャンしますが、大きなスーツケースはサイズの大きい専用の機械でスキャンする必要があるので、別の入口から運ばれます。

スーツケースは順番にスキャンされ、各階ごとに分けられ、そこからお客様の部屋へ運搬しますが、これには時間がかかります。

さらに人間の手作業ですから、タグに記入したお部屋番号を読み間違えて、うっかり違う部屋に運んでしまうこともありますし、まぁ様々な理由で、お部屋に届くまでに時間がかかってしまう場合があります。

というわけで、貴重品はもちろんのこと、常備薬、着替え、サンダル、コスメ類など、乗船してからすぐに使いたいものは、かならず手荷物に入れてください。

9.乗船日に飛行機を予約しない


空港から港まで近いし~とか思って、乗船日の当日に到着する飛行機を予約し、到着後そのまま船へ直行!をする方がいますが、本当におススメしません!

飛行機の遅延って意外と多いのです。

万が一飛行機が遅延して、船に乗り遅れたとしても、特別な保険に入ってない限り誰も保証してくれません、、、。

船は定刻通り出港し、次の港へ航海してしまいます。次の目的地まで自力で行かなければならないのです。

もうせっかくの休暇なのにいきなり疲れますね、はい。

さらに、前泊することで時差などから体調を整える時間も取れますし、もっと日程に予定があれば現地を観光することもできますね。

また、下船日当日は、午前10時が最終下船時刻となります。

予期せぬ理由で船が遅延する場合はありますが、飛行機の遅延よりは可能性は少ないので、同日の飛行機を予約しても大丈夫ですが、その場合は午後遅めの時間の飛行機にしておきましょう。

間違っても午前中の便は予約しないでください。これはクルーズ客船の予約確認書などにも小さい字で記載していることが多いのですが、クルーズ客船側は、午後の飛行機を取るようにアドバイスしています。

10.クルーズ客船の搭乗時間は守りましょう

各港で、”何時までに船帰ってきてくださいね”という時間が決まっています。

これに間に合わないとどうなるか?

はい、クルーズ客船はあなたの為に待ってはくれません、あなたを置き去りにして出港します。

なので、基本的に出港の30分前が、最終搭乗時間となりますが、念のため1時間前行動をおススメします。

というわけで、今回は特に初心者がやってしまいがちなことを10コ挙げてみました。

上記のことを気を付けて、是非楽しいクルーズ旅行をお楽しみください!ボンボヤージュ!

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Eri Kimura

2011年よりクルーズ客船で勤務、現在まで海外クルーズ客船を3社経験。

休暇は海外で生活することが多いため、1年のうち10カ月ほどを海外で過ごす。

現在、ノマドライフを確立すべく奮闘中!

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