クルーズ客船で働くEriです。
クルーズ客船で働くことはメリットたくさん。合う人合わない人、もちろんいますが、合う人は最高の職場です!
クルーズ客船で働きながら世界を回れて最高!というユニークなメリットがある反面、実はクルーズ客船のクルーのルールはかなり厳しめ。
今回は、速攻クビ!?実は厳しいクルーズ客船のクルーが破って行けないルール5選をお伝えします。
1.アルコールテストで引っ掛かったらクビ
クルーズ客船のクルーは、ポジションやクルーズラインによっても差がありますが、毎日休みなく、そして長時間労働です。
でも辛いことばかりじゃありません、クルーにはクルーパーティーといって、クルーのためだけのパーティーがあります。
ただ、ここで羽目を外すと怖いのが、抜き打ちアルコールテスト!
このアルコールテストは全員あるわけではなく、ランダムに選ばれたクルーが受けます。多くの場合はこのクルーパーティーの翌日。毎回あるわけでもないし、ランダムなので必ず当たるわけでもなく、自分に限ってと思うのが人間。c
ここで数値が基準値を超えていたら即アウト!次は気を付けてね、イエローカード!とはいきません。
速攻クビです。残念!シャキーン!
2.お客様と楽しいことをしちゃう
はい、楽しいことは、想像にお任せしますが、クルーがお客さんとどうこうなっちゃうのはタブーでございます。
バレたら、シャキーン!クビですね
カーニバルクルーズのときは、オフィサーや一部のクルーはゲストエリアで自由に食事もできますし、ナイトクラブに行くこともできます。実際に知り合いは、ゲストエリアのナイトクラブに行ってそのままゲストとお部屋に消えて、次の日に下船となりました。
3.盗んじゃう
多くのお客様にお伝えしたいのは、高価なものをわざわざ机の上や目につく場所に置く必要はありませんが、ハウスキーピングの人たちはモノを盗んだりするようなことはありません。
多くのクルーは。自国で働くよりもクルーズ客船で働く方が給与がよく、出稼ぎに来てるという感覚なので、クルーズ客船の仕事を死守したいのです。
もしクビになってしまった場合、同じグループのクルーズラインで再雇用してもらうことは難しいので、高価なものを盗むよりも、地道に働いた方が良いことを知っています。
しかしながら、例外はどこにでもあるので、ハウスキーピングがゲストのものを盗む可能背は本当に少ないし、今まで聞いたことがありませんが、高価な忘れ物を故意に届けなかった、などがあると、これもクビの対象になります。
4.不正行為
これは盗みにも近いですが、会社の不利益になるような行動をした場合もクビの対象です。
5.暴力行為
これもね、お酒が絡むと起こりやすい事件ですが、もし’クルー同士で(お客さんと暴力沙汰になることはないと思いますよね)、口喧嘩はもちろん問題ないですが、手が出てしまったらアウト。
これも残念ながらクビでございます。場合によっては暴力を振るわれた方もクビになってしまうことがありますので、気を付けなければなりません。
どの行為も一般的に許されるものではありませんが、クルーズ客船の場合は1発でクビの場合が多く、セカンドチャンスはほぼありません。
1発退場!の場合もあれば、Warningと言って、いわゆるイエローカードのようなもので、2回、3回そのイエローカードをもらうとクビ、というケースもあります。
例えば、フロントデスクで働く際に、大きな誤差(プラスでもマイナスでも)が起こり、原因が解明できない場合、もしくは明らかにクルーに非があった場合は、イエローカード!
もしくはわたしも1度もらったことがありますが、クルーの乗船時刻に間に合わなかった場合もイエローカードとなります。
大体の場合は、ゲストの最終乗船時刻の30分前、テンダーボートを使う港の場合は1時間前、さらに、アメリカの港で、ゲストの入れ替わりがある日のクルーの最終乗船時刻は3時間前というようなことも多くあります。
これには理由がありますが、長くなるのでまた別の機会に、、、
おまけ
わたしの知ってるケースで、こんなこともあるんだ!とびっくりしたのが、カーニバルで働いていた際、フロントデスクのユニフォームが白だったときがあります。
基本的に白のユニフォームは、”オフィサー”と呼ばれるポジションで、クルーのランクで1番上にあたります。
といっても、このオフィサーの中でもランクがあって、肩についてるラインの数が多いほど偉いのですが、カーニバルではフロントデスクでも1本線が与えられていました。
そして、基本的にオフィサーはゲストエリアを自由に出歩くことが許されていますし、ゲストエリアでお酒を飲んでもいいし、レストランに行くことも許されています。
ある日、フロントデスクのスタッフがゲストエリアでお酒を飲んだあとにエレベーターに乗った際に、ゲストと一緒になり、どこで働いてるの?っと聞かれたときに、僕はキャプテンだよっていうジョークを言ったそうなんですね。
普通に考えて、キャプテンだって24時間働くわけじゃないし、お酒飲むときだってあると思うのですが、そのゲストはそれを深く受け止め、クレームを入れたそうです。
多分ゲストとこのスタッフの間でもっとやり取りがあったんだと思いますが、このスタッフはこれがきっかけでクビになりました。
あまりにアホなジョークを言ったせいです。
こんなことでクビになるのか?と思いますが、実は元々問題のあったクルーだったそうで、それまでの行いも含めて、クビという結果になったんだそう。
こんな風にクルーズ客船では、結構あっさりクビになってします。
コロナで現在はクルーズ客船のクルーとして新しく働くことは現状難しいかもしれませんが、クルーズ業界は少しずつ再開もしていますし、新しい線造船も続々とオープンするので、クルーになりたい方は、今から私のビデオで予習していただければと思います。
質問等ございましたらお気軽にコメントください。ではまた、チャオ!